英語が聞き取れる、話せる、読める、書けるようになる勉強法・完全ガイド

英語の4技能「聞く・話す・読む・書く」。英語が「聞ける・話せる」ようになりたい ― と思っても、上達できずに悩んでいる人は多いです。英語を「読む・書く」にしても、一夜漬いちやづけで身につくものではありません。

この記事を読んで分かること
  • 英語が聞き取れ、話せるようになる勉強法。
  • 英語が読める、書けるようになる勉強法。
  • いきなり英会話スクールにかよってはいけないワケ。
  • 英文法が勉強できる記事の紹介。(当ブログ記事)
  • 英語力をかせる在宅の仕事にけた体験談。
星沢 希
星沢 希

<このブログを書いている人>
元ECCホームティーチャー、元大学受験模擬試験英語科採点員。
2000年~19年間サイト「映画から始める英会話」運営&メルマガ発行。(現在は閉鎖)
2022年~当ブログ「元英会話講師 希のブログ」運営。高校時代、英語の成績5段階評価の3から、独学で英検準1級・TOEIC805点を取得。映画・海外ドラマが大好き。

Yahoo! JAPAN Internet Guide 2005年7月号で紹介された
当時の私のサイト

英語学習者の悩み「聞く・話す・読む・書く」別

英語学習者の悩みには、どのようなものがあるのか見ていきましょう。

英語が「聞ける・話せる」ようになりたい悩み

海外旅行で困らない程度に話せたらいいなと思いました。
相手の会話は大体分かるですが、こちらから伝えたい詳細は英語が出なかったりします。
Yahoo!Japan知恵袋より引用

英語を話せるようになりたいです。
後々は海外に移住したいなんても思っており、英語を話せるようになりたいと思っています。
オンライン英会話をやってみたりしましたが、なかなか身につきませんでした。
Yahoo!Japan知恵袋より引用

英語を話せるようになりたいのですが、どのように勉強すれば良いでしょうか。 単語から覚えればいいのか、フレーズから覚えればいいのか、それともそんなことよりもまず英語を聴きまくるのがいいのか、どうすれば早く英会話を習得できるのか教えていただきたいです。
Yahoo!Japan知恵袋より引用

英語が「聞ける・話せる」ようになりたい悩みは、こちらで解決できます。
1. 英語が聞き取れるようになる勉強法:リスニング
2. 英語が話せるようになる勉強法:スピーキング

英語が「読める」ようになりたい悩み

英文科の大学3年生。英語をすらすら読めるようになることが目標です。
Yahoo!Japan知恵袋より引用

英語の本をスラスラ読めるようになりたいのですが、いい練習法などあれば教えて下さい!
何から手を付けていいのかよくわかっておりません。
Yahoo!Japan知恵袋より引用

洋書(英語)が読めるようになりたい 好きな海外の小説作家がいるのですが 日本語に翻訳された本が少なく 翻訳されていない作品もあります。 洋書でそのまま読めるようになりたいのですが何から始めるべきでしょうか?
Yahoo!Japan知恵袋より引用

英語を「読める」ようになりたい悩みは、こちらで解決できます。
3. 英語が読めるようになる勉強法:リーディング

英語が「書ける」ようになりたい悩み

英語で日記を書けるようになりたいです。 今、まったくわかりません。何から始めればいいでしょうか??
Yahoo!Japan知恵袋より引用

英語の文章を書けるようになりたいです。 とあるオンラインゲームをしているのですが、日本プレイヤーの他にも海外プレイヤーが多く、チャットで英語で話さないといけない時が多いです。
Yahoo!Japan知恵袋より引用

英語を「書ける」ようになりたい悩みは、こちらで解決できます。
4. 英語が書けるようになる勉強法:ライティング

👉 何から英語学習を始めればよいか分からなくて悩んでいる方へおすすめ。
「聴く・読む・話す・書く」英語の4技能ごとに、あなたの今のレベルから あなたのなりたいレベルまで、効率的に学べるオンライン講座があります。

詳しくはこちらの記事へ ↓
「本当におすすめできる英語教材4選【英語サイト運用歴22年のプロが厳選】」
2.【Z会】社会人向けビジネス英語講座 Asteria for Business

1. 英語が聞き取れるようになる勉強法:リスニング

英語リスニングを苦手としている学習者は多くいます。でも、きちんと順序をんで練習していけば、必ず英語は聞き取れるようになります。具体的には次の順番です。

(1)英語特有の音
 
(2)リエゾン
 
(3)英文のリズム
 
(4)最終的に多聴

順番に見ていきましょう。

(1) 英語特有の音

日本人英語学習者が英語を聞き取れるようになるのは、カンタンなことではありません。なぜなら、英語と日本語があまりにもかけ離れているからです。

日本語の基本的な母音ぼいんは「あ・い・う・え・お」の5つ。対して、英語の母音は全部で16個もあります。

英語の子音しいんも日本語にはない音がたくさんあります。日本語には「ら・り・る・れ・ろ」は一つずつしかないのに、英語には L と R がありますよね。

英語を聞き取れるようになるためには、こうした日本語にはない英語特有の音を覚える必要があります。

詳しくは、こちらの記事へどうぞ。

(2) リエゾン

ネイティブがナチュラルな英語を話すとき、1つ1つの単語をはっきり発音しません。単語と次の単語がひっついて違う音になったり、音そのものが脱落だつらくしたり、といった現象が起こります。これをリエゾンと言います。

【例】
ネイティブが next summer を発音するとき、t の音が消えてしまったり、軽い d の音に変化したりします。

発音を聞いてみましょう。next, summer → next summer

こうした音の変化・脱落が、英語リスニングを難しくさせている原因の一つ。

リスニングの練習をしていて、聞いて理解できなかったのに、テキストを見ると全部知っている単語だった、ということが起こりうるのです。

私たち英語学習者は、リエゾンが聞き取れる練習を積み重ねることが大切です。

私が作ったYouTube動画で英語の音の変化・脱落について学ぶことができます。

(3) 英文のリズム

ネイティブが英文を話すとき、はっきり強く発音される単語と、もうほとんどおざなりにしか発音されない単語とが存在します。

私たち英語学習者には、発音の強弱がある、リズムのある英文リスニングの練習が必要です。

【例】
What are you doing? は、決して1つ1つの英単語がはっきり発音されません。
[ワラユドゥーィ]といった感じに聞こえます。

発音を聞いてみましょう。What, are, you, doing? → What are you doing?

(4) 最終的に多聴

英語をびるほど聞くと、リスニング力は上達するのでしょうか? ― これは順序を間違えると、まったく効果を発揮しません。

逆に、ここまでお話してきた
(1)英語特有の音
 
(2)リエゾン
 
(3)英文のリズム
の基礎をきずいたあとで、英語を浴びるほど聞く=英語の多聴をおこなうと、聞けば聞くほどリスニング力が上達していきます。😊

「効果的な英語リスニング勉強法」について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事へ。

2. 英語が話せるようになる勉強法:スピーキング

多くの英語学習者の方の目標が「英語を話せるようになる」だと思います。ところがこの英語を話せるようになる、カンタンではありません

「え?カンタンでしょ?」と思いますか? ― ではためしに、今から英語を話してみてください。

・・・どうでしょう?英語が口から出てきてくれますか?

あなたの頭の中に英語が何も入っていなかったら、一言ひとことも出てこないはず。まず、どうすれば英語が話せるようになるのか、順を追って見ていきましょう。

実は「英語を話す」は、英語学習の中でも一番高度で難しい到達目標。英語が話せるようになるためには、
(1)リスニング
(2)英単語
(3)英文法
(4)発音、すべての要素が必要なのです。

(1) リスニング

英語を話す=英会話は人と人とのあいだに成り立つもの。相手の話す英語が理解できなければ会話は成り立ちません。つまり、リスニング力(1つ前のコーナーで解説済み)が必要です。

(2) 英単語

英単語は知らなければどうにもならないくらい重要。思い浮かべてみてください。もしあなたが1つも英単語を覚えていなければ、何ひとつ英語は口から出てきてくれませんね。

英単語は英語を上達させていく上で根幹こんかんの部分になります。とはいえ、難しい単語を覚える必要はまったくありません。中学レベルの英単語を復習すれば、日常英会話はOK。

当ブログでは、中学レベル英単語を使って、どれだけたくさんのネイティブ英会話フレーズが話せるか、豊富な例文(ネイティブの音声・動画つき)とともに解説しています。

have, get, take, come などの基本英単語について、それぞれの記事で学習することができます。

(3) 英文法

つたない単語の羅列られつではなく、英文をちゃんと組み立てて英語を話すためには、ある程度の英文法の知識が必要です。

とはいえ、難しい英文法まで理解する必要はまったくありません。中学レベルの英文法を復習(詳しくは後述こうじゅつすれば日常英会話はOKです。

(4) 発音

文法的に完ぺきな英語を話しても、あなたの発音があまりにも日本語なまりの場合、悲惨ひさんなくらいネイティブに通じません。💦

ネイティブ並みの完ぺきな発音ができる必要はありませんが、多少の日本語なまりはあっても相手に通じるレベルの発音を目指めざしましょう。

アメリカで英語が通じなかった話、まぎらわしい英語の音(音声つき)、英語発音が練習できる教材・動画、シャドーイング体験談について、こちらの記事で詳しく説明しています。

ここまで話してきた、
(1)リスニング
(2)英単語
(3)英文法
など、すべての要素が必要な「半年~1年で英語を話せるようになる勉強法」について、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事へどうぞ。

英会話スクール失敗体験談

英語を話せるようになりたい! 英会話スクールに通うと、きっと話せるようになるんだろう

待ってください。残念ながら、英会話スクールに通うイコール英語が話せる、ではありません

ただただ何の準備もなく、戦略もなく、英会話スクールを利用してもレッスン料が飛んでいくだけ。レッスン料に見合みあった英会話力は、まったくついてくれません。

私自身が1年半も英会話スクールに通って、まったく英語が話せるようにならなかった経験の持ち主です。

ナマの体験談を読んでいただくと参考になると思います。こちらからどうぞ。

3. 英語が読めるようになる勉強法:リーディング

英語が読めるようになるためには、コツがあります。当ブログで「英語を読む」とは、入学試験の英文読解や論文などを読む方法でありません。

楽しみながら、自分の好きな洋書が読めるようになる方法です。

洋書が読めるようになるコツ
最初はあらかじめ内容を知っていたり、やさしい英文で書かれた洋書から読み始めます。
 
それでも洋書が読めない場合は、中学レベルの英単語と英文法を復習しましょう。

詳しくはこちらの記事で説明しています。いろいろな洋書も紹介しています。

4. 英語が書けるようになる勉強法:ライティング

英語が書けるようになることは、英語を話せることにつながります。理由はどちらも英語のアウトプットだから。

当ブログでは、受験英語の英作文や論文を書く方法はあつかっていません。ネイティブとメールや手紙で自由にやり取りできるようになることが目標です。

英語を書くスキルを上達させる一番の方法は、書くネイティブの相手を見つけること。

英語を話す時とちがって、英語を書く場合は時間をかけることができます。辞書を引いたり調べたりしながら書けます。

結局はその繰り返しが、英語を書くスキル上達に効果を発揮します。😊

ただし「英語を読む」場合と同じく、ある程度の英単語と英文法の知識は必要です。詳しくはこちらの記事で、実例をまじえながら説明しています。

4つの英語教材を厳選しておすすめ

英語をある程度のレベルまで上達させようと思ったら、有料の教材が効果的です。なぜなら…

もしすべてをネットからひろってきた無料の情報で英語を上達させようとすると、

(1) とてつもない時間がかかる。遠回とおまわりになる。
(2) とうてい上達できない英語勉強法を実践じっせんしていても、自分では気づかない。

― こういった弊害へいがいが起こります。

とはいえ、高額な英語教材を買う必要はまったくありません。少数精鋭せいえいの、そこそこの値段の英語教材だけでじゅうぶん。

これさえ勉強しておけば英語が話せるようになる、という教材を4つ厳選して、こちらの記事で紹介しています。きっと参考になります。

英文法

一時期いちじき、英文法は軽視されていたことがありました。しかし今では、英語を話せるようになるためには中学レベル程度の英文法の知識は必要である、というのが共通認識になりつつあります。

理由は英文法の知識がまったくなければ、次のような文を英語で話すことができないから。

「何時間も探してるんだけど、どこにも見つからない。」
「京都へは何度も行ったことがある。」
「宝くじが当たったら、世界中を旅するよ。」

これらの文が英語で言えるようになるためには、現在完了進行形、経験を表す現在完了、仮定法過去、といった英文法の知識が必要です。

ぶっちゃけ文法用語は覚えなくてもいいのですが…。

当ブログでは、最低限の英文法が学習できる記事を作っています。チェックテストも用意しています。例文はすべてネイティブの英語音声き。動画でも学習できます。

最短時間で英文法を復習したい方は、ぜひ活用してください。

英語力を活かせる在宅の仕事に就く

英語を習得したい目的は人それぞれですね。

  • 海外旅行に行きたい。
  • ネイティブの友だちが欲しい。
  • 留学したい。

なかでも、次のような目的で英語を勉強する人は多いはずです。

  • 英語の資格を取りたい。
  • 英語力をかした仕事にきたい。

高校時代、英語が苦手だった私は独学で英検準1級・TOEIC805点を取得し、英語力をかした在宅の仕事にきました。次のような仕事です。

  • 児童英会話講師
  • 大学入試模擬試験英語科採点員

こちらの記事では100%私のナマの体験を話しています。体験してみないと分からない、在宅仕事の現実・収入についても赤裸々せきららに話しています。

英語力を活かした在宅の仕事にきたい方の、お役に立てる内容となっています。

👉 何から英語学習を始めればよいか分からなくて悩んでいる方へおすすめ。
「聴く・読む・話す・書く」英語の4技能ごとに、あなたの今のレベルから あなたのなりたいレベルまで、効率的に学べるオンライン講座があります。

詳しくはこちらの記事へ ↓
「本当におすすめできる英語教材4選【英語サイト運用歴22年のプロが厳選】」
2.【Z会】社会人向けビジネス英語講座 Asteria for Business

タイトルとURLをコピーしました