この記事では海外ドラマや映画のセリフ、日常会話によく出てくる、数字・お金関係の英会話フレーズが勉強できます。
次のような方におすすめです。
- ネイティブが使う、本物の英会話フレーズが知りたい。
- いざ英語で話そうとしても、ぴったりの表現が口から出てこない。
- お金・数字に関する英語表現が分からない。
- 不自然な英語だったせいか、ネイティブに通じなかった経験がある。
この記事を読むと、例えば次のような文を英語でどう言うのかが分かります。
●数字関係
「私は100メートル走で2番だった。」
「右から2番目が僕だよ。」
●お金関係
「今だって生活はぎりぎりよ。」
「50%割引します。」
どの例文もいざ英語で言おうとすると、カンタンには口から出てこない表現ですよね? 海外ドラマや映画のセリフは、まさに生きたネイティブ英語の教科書。思う存分活用しましょう!

<この記事を書いた人>
元ECCホームティーチャー、元大学受験模擬試験英語科採点員。
2000年~19年間サイト「映画から始める英会話」運営&メルマガ発行。(現在は閉鎖)
2022年~当ブログ「元英会話講師 希のブログ」運営。
高校時代、英語の成績5段階評価の3から、独学で英検準1級・TOEIC805点を取得。映画・海外ドラマが大好き。
- ●数字関係の英会話フレーズ
- 1.「準優勝者、第2位になった競技者」runner-up
- 2.「順番/順序が間違って」in the wrong order
- 3.「~から~番目」the序数from the~
- 4.「(~から)2軒目で」two doors (from) ~
- 5.「~の次に2番目に」second~after
- 6.「~着/位になる」come in
- 7.「3つ数えたら、1,2の3で」on the count of three
- 8.「…を~単位で売る」sell…by~
- 9.「~の確率は…%」…percent chance of~
- 10.「可能性はわずかである」the odds are slim
- 11.「(可能性は)ほとんどない」slim to none
- 12.「~する可能性は低い」chances of~are low
- 13.「最も多くても、最大でも」tops
- 14.「およそ」give or take
- 15.「あと/残り」to go
- 16.「~分/相当の」~worth of
- 17.「(年齢が)20代の、20代で」in one’s 20s
- 18.「~歳以上」and up
- 19.「~の〇倍多い」outnumber 数字 to 数字
- 20.「小数点」point
- 21.「割る」divided by「かける」multiplied by
- 22.「終わって」down
- 23.「3分の1」a/one third
- 24.「3分の2」two thirds
- 25.「(家を数える単位として)軒」door
- ●お金関係の英会話フレーズ
- 26.「給料ぎりぎりの暮らしをする」live paycheck to paycheck
- 27.「やりくりする」make ends meet
- 28.「給料をもらう」get paid
- 29.「時給~ドル」~dollars an hour
- 30.「値引きしてくれるよう(人に)頼む」ask someone for a discount
- 31.「~を_%割引する」give you_percent off on~
- 32.「前払い」advance on
- 33.「予算」price range
- 34.「(分割払いの)頭金」down payment
- 35.「住宅ローンの支払い」mortgage payment
- 36.「宝くじに当たる」win the lottery
- 37.「(合計が~の額に)達する」come to
- 38.「釣り銭のないように」in exact change
- 39.「生活保護を受けて」on welfare
- 【使える英会話フレーズ】数字・お金関係39選:まとめ
●数字関係の英会話フレーズ
動画で学習したい方はこちらからどうぞ。↓
1.「準優勝者、第2位になった競技者」runner-up
意外や意外。「準優勝者」を英語では runner-up と言います。私が映画のセリフで初めてこの表現を知ったときには、ほぉーだったんですけど、いかがですか?
runner は「走者」、up には「上へ、近づいて」といった意味があります。
<例文>
(メグ・ライアンのインタビューより)
高校時代、学園祭クイーンだったメグ・ライアン。本当は準優勝者だったけれども、優勝者だった女生徒が退学になったため繰り上がって自分がクイーンになった、というエピソードから。
「私は2番だったの。準優勝者だったのよ。」
I came in second. I was a runner-up.
<例文1>
「彼女はトーナメントで2位に終わった。」
She finished runner-up in the tournament.
<例文2>
「私は100メートル走で2番だった。」
I was the runner-up in the 100-meter race.
<おまけの例文>
おとり捜査のため、ミス・アメリカ・コンテストに出場したFBI捜査官キャシー(サンドラ・ブロック)。いよいよミス・アメリカが発表されようとするシーンから。
「第5位はカリフォルニアです。」
The fourth runner-up is California.
映画「デンジャラス・ビューティー」(2000年)のセリフより

どうして、the fourth runner-up が「第5位」になるのでしょうか?順番に考えてみましょう。
- 「準優勝者」つまり「第2位」
runner-up - 準優勝者から数えて2番目
the second runner-up →「第3位」 - 準優勝者から数えて3番目
the third runner-up →「第4位」 - 準優勝者から数えて4番目
the fourth runner-up →「第5位」
2.「順番/順序が間違って」in the wrong order

知らなければ、なかなか出てこない英語表現ですね。英単語 wrong の意味は「間違った」、order には「注文」などの他に「順番、順序」といった意味があります。
<例文>
元英国首相アダム・ラング(ピアース・ブロスナン)の自叙伝を書く仕事に就いたゴーストライター(ユアン・マクレガー)ですが、自叙伝には前任者が残した原稿がありました。それを読んで。
ゴースト「単語は全部あるんですが、順番が間違ってます。」
All the words are there, they’re just in the wrong order.
映画「ゴーストライター」(2010年)のセリフより
<例文3>
「アーティスト別に分類すると、プレイリストが順序が間違って再生され続けるんだ。」
My playlist keeps playing in the wrong order if I sort it by artist.
<例文4>
「今日数個の投稿メッセージを書いたんだけど、全部順番が間違ってる。」
I have written several posts today and they are all in the wrong order.
<例文5>
「スターウォーズを間違った順番で見たよ。」
I watched Star Wars in the wrong order.
<例文6>
「順番が間違ってるのなら交換するよ。」
If they are in the wrong order, we swap them.
<例文7>
「なぜ私のページはプレビューで順序が間違ってるのかしら?」
Why are my pages in the wrong order in the preview?
3.「~から~番目」the序数from the~

日常会話でよく使う「~から~番目」を英語で表現したかったら、the 序数 from the ~が使えます。覚えていなければ、なかなか口からスッと出てこなさそうな表現ですね。

序数って何?
順番を表すときに使われる数字です。
one, two, three に対して first, second, third が序数です。
序数の前には、ふつう the がつきます。
from の意味は「~から」。the 序数 from the ~で「~から~番目」が表現できます。
<例文>
お酒が原因で離婚し、無職のレイチェル(エミリー・ブラント)は、毎日電車に乗ることが習慣になっていました。
レイチェル「1日に2回、私は前から3番目の車両に座る。」
Twice a day, I sit in the third car from the front.
the third (car) from the front で「前から3番目」が言い表せます。
映画「ガール・オン・ザ・トレイン」(2016年)のセリフより
<例文>
トーマス(トム・ハンクス)は、息子のオスカーを公園に連れて来ています。そこはトーマス自身が子供の頃、よく遊んでいた公園でした。ブランコを指して。
トーマス「父さんのお気に入りは右から3番目だった。」
My favorite was the third from the right.
映画「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」(2013年)のセリフより
<例文8>
「写真の右から2番目が僕だよ。」
The second from the right in the picture is me.
<例文9>
「同じ列の右から3番目は私の叔母です。」
The third from the right in the same row is my aunt.
<例文10>
「私たちの入り口は建物の左から4番目です。」
Our entrance is the fourth from the left of the building.
<例文11>
「彼の座席は前から5番目です。」
His seat is the fifth from the front.
4.「(~から)2軒目で」two doors (from) ~

「2軒目」を英語でどう言うのか、案外知らなかったりしませんか?
two doors (from) ~が使えます。ここでの door は「ドア、戸」ではなく、「~軒」という意味です。
<例文>
引退した刑事ジェリー(ジャック・ニコルソン)が、事件の犠牲となった少女の祖母を訪ねるため、お店で家の所在を聞いている場面からのセリフです。
「左側の2軒目よ。」
Two doors down to your left.
映画「プレッジ」(2001年)のセリフより
<例文12>
「私の姉は2軒先に住んでいる。」
My sister lives two doors down the street.
<例文13>
「うちから2軒目の店でTシャツを配ってる。」
They give away T-shirts at the shop two doors from ours.
<例文14>
「ジェーンは角を曲がって3軒目に住んでいる。」
Jane lives three doors from the corner.
<例文14>のように、two の部分に他の数字を入れることもできます。
5.「~の次に2番目に」second~after

日常会話で「~の次に2番目に」と言いたい場面ってありますよね。意外と英語でどう言うのか知らなかったりします。
second~after を使って表現することができます。英単語 second の意味は「2番目の」。after には「~のあとに」などの意味もありますが、ここでは「~の次に」。
<例文>
「カモは、イルカの次に2番目に好きな動物です。」
Ducks are my second favorite animal after dolphins.
映画「アバウト・ア・ボーイ」(2002年)のセリフより
<例文15>
「マイクはジョンに次いで2番目の高給取りプレーヤーだ。」
Mike is the second highest paid player after John.
<例文16>
「うちの家族は皆びっくりするほど背が高くて、私は弟の次に2番目に背が低い。」
All my family is surprisingly tall. I’m the second shortest after my brother.
<例文17>
「AはおそらくBに次いで2番目に有名なユーチューバーだ。」
A is probably the second famous youtuber after B.
6.「~着/位になる」come in

「~着/位になる」を英語で言いたかったら、かんたんに come in で表すことができます。come in の後ろに何位になったのか、数字の序数が続きます。

序数って何?
順番を表すときに使われる数字。
one, two, three に対して first, second, third が序数です。
<例文>
ブリス(エレン・ペイジ)たちのチームは負けました。チームメイトは2位だと喜んでいますが…。
レイザー「2チーム中2位だぞ。」
We came in second out of two teams.
※ came は come の過去形です。come は come, came, come と変化します。
映画「ローラーガールズ・ダイアリー」(2009年)のセリフより
<例文18>
「彼は6人の候補者のうち5位になった。」
He came in fifth out of six candidates.
<例文19>
「誰が1位だったの?」
Who came in first?
<例文20>
「レースで彼女は2位になったよ、去年は3位だったけどね。」
In the race, she came in second, while last year she came in third.
<例文21>
「ABC大学の学生が、国際ドローンコンテストで2位になった。」
Students from ABC University came in second in the international drone competition.
<例文22>
「私たちのチームはトーナメントで14チーム中2位になった。」
Our team came in second among 14 teams at the tournament.
<例文23>
「誰が2位だったか誰も覚えていない。」
No one remembers who came in second.
7.「3つ数えたら、1,2の3で」on the count of three

「1,2の3で」は、日常生活でよく使う表現です。英語では on the count of three が使えます。
on は「~するとすぐに」という意味の前置詞。count は「数えること」、of は「~の」、three は数字の「3」です。

前置詞って何?
文字どおり前に置いて、意味を加える働きをします。前置詞+名詞の形で使われます。in, on, at など。
<例文24>
「3つ数えたら、目を開けてね。」
On the count of three, open your eyes.
<例文25>
「1,2の3でいっしょに飛んでほしい。」
On the count of three, I want you to jump with me.
<例文26>
「その手品師は3つ数えたら消えると言った。」
The magician said he would disappear on the count of three.
8.「…を~単位で売る」sell…by~

英単語 sell の意味は「売る、販売する」。by には「~によって」などの意味もありますが、ここでは「~単位で」。
★ こちらの記事も参照 ↓
「英語の前置詞for,by,with,in,onのネイティブ的な意味と使い方17選【英語音声付き】」
「単位」の by
<例文>
アナ(ダコタ・ジョンソン)とクリスチャン(ジェイミー・ドーナン)は夕食を食べにやって来ました。
ウェイター「(ワインは)ボトルでしかお売りしていないのです、お客様。」
クリスチャン「じゃボトルで。」
“We only sell that by the bottle, sir.”
“A bottle, then.”
映画「フィフティ・シェイズ・ダーカー」(2017年)のセリフより
<例文27>
「そこではカップケーキを卵のようにダース売りしている。」
They sell cupcakes by the dozen, like eggs.
<例文28>
「どうしてABCピザは切り売りしないんだろ?」
Why does ABC’s pizza not sell pizza by the slice?
<例文29>
「肉をキロ単位で売ってますか?」
Do you sell meat by the kilo?
<例文30>
「製品を量り売りしようとしているんだが、どうすればいいか分からない。」
We’re trying to sell products by weight but we don’t know how.
9.「~の確率は…%」…percent chance of~

percent は「%」。英単語 chance には「チャンス、機会」という意味もありますが、ここでは「可能性、見込み」。of は「~の」。
<例文>
アレックス(ジョシュ・デュアメル)とケイティー(ジュリアン・ハフ)は川に遊びに出かけますが、叔父のロジャーは雨が降ると言います。
アレックス「天気予報を確認したよ。
降水確率は5%だって言ってた。」
I checked the weather report.
It said ( there was ) a five percent chance of rain.
映画「セイフ ヘイヴン」(2013年)のセリフより
<例文31>
「今夜の降水確率は20%だ。」
There is a 20 percent chance of rain tonight.
<例文32>
「何かが起こる確率は0%よ。」
There is a zero percent chance of anything happening.
<例文33>
「僕が金持ちになる確率は85%だ。」
I have an 85 percent chance of being rich.
<例文34>
「チケットを手に入れる確率は50%である。」
There is a 50 percent chance of getting a ticket.
<例文35>
「彼が合衆国大統領選に勝つ確率は20%だ。」
He has a 20 percent chance of winning the U.S. presidential election.
👆 ここからは「可能性が少ない」関係の英語表現を3つ見ていきます。
10.「可能性はわずかである」the odds are slim

the odds で「可能性、見込み」といった意味。この意味では odds と s がついて複数形になるので、うしろの be動詞は are が来ています。

are は複数形や、2人称(you)につく be動詞です。
slim の意味は「(可能性などが)ほんのわずかな」。the odds are slim で「可能性はわずかである」が言い表せます。
<例文>
アメリカに住んでいればジェシー(イーサン・ホーク)に会えるかもしれない、と思っていたセリーヌ(ジュリー・デルピー)ですが…。
セリーヌ「可能性はとってもわずかだったわよね。」
The odds were so slim.
※ were は are の過去形です。
映画「ビフォア・サンセット」(2004年)のセリフより
<例文36>
「奇跡を望んでいるが、可能性がわずかなことは分かってる。」
I’m hoping for a miracle, but I know the odds are slim.
<例文37>
「可能性はわずかだけど、顔出しはしたくない。」
The odds are slim, but I prefer to have my face secret from others.
<例文38>
「世界は広大だ。僕たちが会う可能性はわずかさ。」
The world is so vast. The odds are slim that we meet.
11.「(可能性は)ほとんどない」slim to none

この英会話表現は「可能性、見込み」の意味の chance といっしょによく使われます。
英単語 slim には「細い」などの他に、「(可能性などが)ほんのわずかな」という意味があります。none は「一つも~ない」。slim と none をつなげている to は「(範囲が~)に至るまで」。
slim to none、可能性がほんのわずかからゼロまで → つまり「(可能性は)ほとんどない」が言い表せます。
<例文>
ウィトカー(デンゼル・ワシントン)はアルコール依存症の治療中です。
ウィトカー「もう一度、飛行機を操縦できる可能性はほとんどない。」
My chances of ever flying again are slim to none.
映画「フライト」(2012年)のセリフより
<例文39>
「彼女がノミネートされる可能性はほとんどないわね。」
Her chance of being nominated is slim to none.
<例文40>
「君がまたデートに誘われる可能性はほとんどないよ。」
Your chance of being asked out again is slim to none.
<例文41>
「返金してもらえる可能性はほとんどないね。」
Your chance of getting a refund is slim to none.
<例文42>
「私が億万長者に会う可能性はほとんどない。」
My chance of meeting a billionaire is slim to none.
<例文43>
「彼が勝つ可能性はほとんどない。」
His chances of winning are slim to none.
12.「~する可能性は低い」chances of~are low

「~する可能性は低い」を英語で表現したかったら、chances of ~ are low が使えます。
chance には「チャンス、機会」という意味もありますが、ここでは「可能性、見込み」。low は「(程度・数量などが)低い」。
chances of ~ are low の ~ の部分に、何が可能性が低いのかが入ります。
<例文>
天然ガスの採掘権を買うためにペンシルヴェニアの田舎町にやって来たスー(フランシス・マクドーマンド)は、住民にお金が儲かると説明しています。今のままでは…。
スー「(あなたの息子である)カーソンが大学に行く可能性はあまりに低いわね。」
Carson’s chances of going to college are too low.
映画「プロミスト・ランド」(2012年)のセリフより
<例文44>
「宝くじ券を買ったとしても、当たる可能性は低いよ。」
Even if we buy lottery tickets, our chances of winning are low.
<例文45>
「僕が金持ちになる可能性は低いね。」
My chances of getting rich are low.
<例文46>
「あなたが奨学金をもらえる可能性は低い。」
Your chances of getting a scholarship are low.
<例文47>
「彼が捕まる可能性は低いよ。」
His chances of being caught are low.
13.「最も多くても、最大でも」tops

top という英単語には「頂上(名詞)」などの意味があります。これに s がついて tops となると「最大でも(副詞)」になります。

副詞って何?
名詞以外のもの、動詞・形容詞・他の副詞について、それらの様態・程度などを言い表す語のことです。
tops は、海外ドラマや映画のセリフで頻出の英語表現です。
<例文>
警察署の殺人課に勤務するマーサー刑事は、エリカのインタビューを引き受けました。
「どれくらい時間がかかる?」
エリカ「長くても5分。」
“How long is this gonna take?”
“Five minutes, tops.”
映画「ブレイブ ワン」(2007年)のセリフより
<例文>
ケイシーがボーデン大隊長と話しています。
「用事で行くところがあります。」
ボーデン大隊長「最大でも30分だぞ。」
“I need to run an errand.”
“Thirty minutes, tops.”
海外ドラマ「シカゴ・ファイア」シーズン4のセリフより
<例文>
ビリー(ジェイ・モーア)は、もう一度弟のジョージ(マット・デイモン)に霊能者の仕事をさせたいと思っています。
ビリー「クライアントは1日に2人だけ、多くても3人だ。電話番号も公表しない。」
We only do two clients a day, three tops, don’t give up our phone number.
映画「ヒア アフター」(2010年)のセリフより
<例文48>
「この車はどう見積もっても100万円の価値です。」
This car is worth 1 million yen, tops.
<例文49>
「最大でも20分で戻って来るよ。」
I’ll be back in 20 minutes, tops.
<例文50>
「最大でも月に数通のメールしか送りません。」
We’ll only send you a couple emails per month, tops.
<例文51>
「彼は最大で1分間に100文字打てる。」
He can type 100 words per minute, tops.
14.「およそ」give or take

give or take を使って「およそ」といった意味が表現できます。英語って面白いですね。
give の意味は「与える」、take は「取る」など。この2つの英単語を or「あるいは」でつなげて「およそ、誤差/幅はあるとして」が言い表せます。
give or take の後ろに、誤差を表す数字が続くこともあります。
<例文>
姪のリリー(シンシア・ニクソン)は張り切って、アレックス(モーガン・フリーマン)たちのアパートを売る仕事を引き受けました。
リリー「あなたたちは100万ドルを見ているのよ、だいたいね。」
You’re looking at a million dollars, give or take.
映画「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」(2014年)のセリフより
<例文52>
「数ヶ月の差はあるとして、5年間そこに住んでいたよ。」
We lived there for five years, give or take a few months.
<例文53>
「1,2ドルの差はあるとして、20ドルはかかるだろう。」
It will cost 20 dollars, give or take a dollar or two.
<例文54>
「数日の誤差はあるとして、3週間ってとこでしょうね。」
I would say three weeks, give or take a few days.
<例文55>
「数分の誤差はあるとして、6時には準備できるでしょう。」
It’ll be ready at 6:00, give or take a few minutes.
<例文56>
「数キロの誤差はあるにしても、僕は身長に対して適切な体重だよ。」
I’m the right weight for my height, give or take a few kilos.
15.「あと/残り」to go

「あと、残り」を英語で表現したかったら、~ to go が使えます。知らなければお手上げの英語表現ですね。
to go で「(時間・距離などが)残って」という意味になります。具体的な時間のすぐあとに来ます。
<例文>
宇宙飛行士のデヴィッド(ジョシュ・ハートネット)は家族に悲劇が起きて以来、気力を失っていました。
クリフ(アーロン・ポール)「任務の開始から2年が経って、あと4年ある。」
Two years down on the mission, another four to go.
海外ドラマ「ブラック・ミラー」シーズン6 エピソード「ビヨンド・ザ・シー」のセリフより
<例文>
車で新居に向かっているジョン(オーウェン・ウィルソン)たち。子どもに向かって。
ジョン「あと2~3時間だよ。」
We have a couple of hours to go.
映画「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」(2008年)のセリフより
<例文57>
「オリンピック大会開催まで、あとちょうど1000日になる。」
There will be exactly 1000 days to go until the opening of the Olympic Games.
<例文58>
「残り10日で、いまだ次に何が起こるか見当もつかない。」
There are 10 days to go and we are still in the dark about what happens next.
<例文59>
「見本市が始まるまで、まだ7ヶ月あります。」
There are still 7 months to go before the fair kicks off.
<例文60>
「講習会まで、あとわずか4日である。」
There are only four days to go until our training session.
<例文61>
「3人家族が4人家族になるまで、あと3ヶ月よ。」
We have three months to go before our family of three becomes a family of four.
<例文62>
「その仕事が終わるまであと何時間ですか?」
How many hours to go until that job is finished?
16.「~分/相当の」~worth of

この英語表現は、いろいろな場面で使えて便利です。~ドル分の、~年分の、~ヶ月分の など、すべてこの worth of が使えます。
<例文>
次の有人探査機が火星を訪れるのは4年後です。
マーク(マット・デイモン)「僕は3年分の食料を栽培する方法を考え出さなきゃならない。」
I got to figure out a way to grow three years’ worth of food.
映画「オデッセイ」(2015年)のセリフより
<例文63>
「彼女に100ドル分の服を買ってあげた。」
I bought her 100 dollars worth of clothes.
<例文64>
「10ドル分のガソリンを買いたい。」
I want to buy 10 dollars worth of gas.
<例文65>
「一度に3ヶ月分の薬がもらえます。」
I can get three months’ worth of medication at a time.
<例文66>
「2日分の仕事がある。」
I have two days’ worth of work to do.
<例文67>
「それには30ドル分のゲームがついている。」
It comes with 30 dollars worth of games.
<例文68>
「5年分のデータを復元することができた。」
We were able to extract five years’ worth of data.
17.「(年齢が)20代の、20代で」in one’s 20s

「(年齢が)20代の、20代で」を英語で表現したかったら、in one’s 20s が使えます。one’s の部分には所有格が入ります。

所有格って何?
ふつう、名詞の末尾に ‘s を追加することで作られる「~の」に当たる語。
Anne’s(アンの)、my(私の)、your(あなたの)など。
20s と 20 に s がついているのは、「20代」なので 21歳も25歳も29歳も20代です。なので複数扱いになっています。
20が30になると、in one’s 30s で今度は「30代の、30代で」が言い表せます。40, 50 なども同じ。
また、one’s と 20s の間に early や late などを入れると、20代”前半”や、20代”後半”が表現できます。例文を参考にしてください。
<例文>
息子もビル(ロバート・レッドフォード)がトレイルを踏破できるはずがない、と思っています。
「20代の元気な人でもできないよ。」
Fit people in their 20s can’t do it.
映画「ロング・トレイル!」(2015年)のセリフより
<例文69>
「20代の頃はたくさんの間違いを犯した。」
I made plenty of mistakes in my 20s.
<例文70>
「20代のときは自分のことが分かってると思っていた。」
When I was in my 20s, I thought I knew who I was.
<例文71>
「彼女は20代前半で結婚するつもりはなかった。」
She didn’t plan to be married in her early 20s.
<例文72>
「トムは20代後半で事業を始めた。」
Tom started his business in his late 20s.
<例文73>
「私は7年の経験がある、20代半ばのプロの通訳者です。」
I am a professional interpreter in my middle 20s with 7 years of experience.
18.「~歳以上」and up

「~歳以上」は、「~歳」の後ろに and up をつけて表現できます。知らなければお手上げの英語表現ですね。
and は「~と、および」、up は「上へ」という意味です。
<例文>
ウィル(ジェームズ・フランコ)は赤ちゃんチンパンジーを引き取り、シーザーと名づけ自宅で育てていました。
ウィル「2歳までには、シーザーは8歳児以上向けのパズルや模型を完成させていた。」
By age two, Caesar was completing puzzles and models designed for children eight years and up.
映画「猿の惑星:創世記」(2011年)のセリフより
<例文74>
「このおもちゃは3歳児以上向けです。」
This toy is for children three years and up.
<例文75>
「8歳児以上向けマンツーマンレッスンは、毎週土曜日に開かれています。」
One-on-one lessons are held on Saturdays for children eight years and up.
19.「~の〇倍多い」outnumber 数字 to 数字

この英会話フレーズは、なかなかの上級編です。
英単語 outnumber の意味は「~より数でまさる」。そのうしろに、数字 to 数字が続いて「~の〇倍多い」が表現できます。分かりにくいときは、何よりも例文です!
<例文>
「2020年には、女の数は男の4倍になるのよ。」
In 2020, women are gonna outnumber men four to one.
映画「プロポーズ」(1999年)のセリフより
<例文76>
「相手の人数が2倍であったにもかかわらず、私は討論で彼らを負かした。」
Despite being outnumbered two to one, I beat them in the debate.
<例文77>
「彼女のツイッターのフォロワー数は私の3倍多い。」
Her twitter followers outnumber mine three to one.
<例文78>
「クラスでは女子の数が男子の4倍多い。」
The girls in the class outnumber the boys four to one.
20.「小数点」point

算数に関する英語って、案外知らなかったりします。「小数点」は point を使って表現できます。
<例文>
「ぼくが帰り道に車にひかれる可能性は、0.013%だ。」
I have a point zero one three percent chance to be hit by a car on my way home.
ちょっと難しい例文ですが、a point zero one three で 0.013 です。
映画「ポリー my love」(2004年)のセリフより
<例文79>
「円周率は3.14だ。」
Pi is three point one four.
three point one four = 3.14
<例文80>
「その国の給料は10.42%上がった。」
Salaries in that country are raised by ten point four two percent.
ten point four two = 10.42
21.「割る」divided by「かける」multiplied by

20.「小数点」に引き続き、算数の英語です。「割る」「かける」の英語版。
それぞれ divided by, multiplied by と言うのですが、日本語のほうがカンタンな気がしませんか?divided, multiplied の発音は、例文の音声を参考にしてください。
<例文81>
「15÷5=3。」
15 divided by 5 equals 3.
<例文82>
「どの数字でも0で割ったら0だ。」
Any number divided by 0 equals 0.
<例文83>
「4×6=24。」
4 multiplied by 6 is 24.
<例文84>
「15×4=60。」
15 multiplied by 4 equals 60.
22.「終わって」down

「(高いところから)下へ」などの意味がある down は「終わって」も言い表すことができます。【数字 down and 数字 to go】の形で使われます。「〇個終わって、あと〇個」が言い表せます。
<例文85>
「これで2つ終わった。」
That’s two down.
<例文86>
「2つ終わって、あと1つだ。」
Two down and one more to go.
<例文87>
「生物学の宿題が終わったとこ。1つ終わってあと3つよ。」
I just finished biology homework, one down and three to go.
23.「3分の1」a/one third
分数の英語を勉強しましょう。「3分の1」は a/one third で表現できます。third は three(3)の序数です。
<例文>
ジーナ「あなたは給料の3分の1を熱帯魚に使うわね。」
You spend a third of your salary on tropical fish.
海外ドラマ「ブルックリン・ナイン-ナイン」シーズン5のセリフより
<例文88>
「このコーヒーはスタバの3分の1の値段だよ。」
This coffee is one third the price of Starbucks.
<例文89>
「このちっちゃなリンゴは、標準サイズのリンゴのおよそ3分の1だ。」
This tiny apple is about one third the size of regular apples.
24.「3分の2」two thirds

今度は、3分の2を英語で言ってみましょう。「3分の2」は two thirds で表現できます。thirds と s がついていることに注意してください。
<例文90>
「およそ3分の2の生徒だけがそのテストを受けた。」
Only about two thirds of the students took the test.
<例文91>
「ボーナスが3分の2カットされるよ。」
My bonus is going to be cut by two thirds.
<例文92>
「その本読み終わった?」
「まだよ。3分の2ほど読んだけど、ほんとに面白いわ!」
“Did you finish reading that book?”
“Not yet. I’ve read about two thirds of it, and it’s really good!”
25.「(家を数える単位として)軒」door

door といえば「ドア、戸」といった意味が有名ですが、この「軒」の意味でもよく出てきます。
この使い方の door を理解すれば、日常英会話・映画や海外ドラマのセリフを聞き取るときに役立ちます。
<例文93>
「このあたりにコーヒー・ショップがあると聞いたのですが。」
「あります、ここからたった3軒先ですよ。」
“I heard there’s a coffee shop around here.”
“Yes, it’s just three doors down from here.”
<例文94>
「私の家から5軒先に有名な歌手が住んでいる。」
A famous singer lives five doors down from me.
<例文95>
「ジョンソンさんの家を探しています。」
「ここから5軒先の、青い郵便受けがある家ですよ。」
“I’m looking for the Johnsons’ house.”
“It’s five doors down from here, the one with the blue mailbox.”
<例文96>
「彼女のアパートは私の家から3軒先の4階だ。」
Her apartment is three doors down from my house, on the fourth floor.
●お金関係の英会話フレーズ
動画で学習したい方はこちらからどうぞ。↓
(収録範囲)26.「給料ぎりぎりの暮らしをする」~32.「前払い」advance on
26.「給料ぎりぎりの暮らしをする」live paycheck to paycheck
英単語 live の意味は「生活する、暮らす」。paycheck は、給料を支払う小切手を表します。to は「~まで」。
live paycheck to paycheck を直訳すれば、給料から給料まで暮らす、という感じ。→ そこから「給料ぎりぎりの暮らしをする」が表現できます。
<例文>
ノーマ(キャメロン・ディアス)は学校の教師をしています。学費の教員割引が中止されることになりました。
ノーマ「今だってもう生活はぎりぎりよ。」
We already live paycheck to paycheck.
映画「運命のボタン」(2009年)のセリフより
<例文1>
「なぜまだ何百万人ものアメリカ人が給料ぎりぎりの暮らしをしているのかしら?」
Why do millions of Americans still live paycheck to paycheck?
<例文2>
「これが給料ぎりぎりの暮らしをしながら1000ドル貯める方法だよ。」
This is how to save $1000 while living paycheck to paycheck.
※ living は live の現在分詞。e を取って -ing をつけます。
<例文3>
「全従業員の4分の3が給料ぎりぎりの暮らしをしていると感じている。」
Three quarters of all employees feel they live paycheck to paycheck.
27.「やりくりする」make ends meet

「やりくりする」の英会話フレーズはよく出てきます。私自身は make ends meet、受験英語で覚えた記憶があります。
make は、make +目的語+動詞の原形で「~させる」が言い表せます。

動詞の原形とは?
英語の動詞は、時制によって変化したり、3人称・単数・現在の s がついたりすることがあります。
(例:make → made(過去形)
make → makes(3人称・単数・現在の s)
動詞の原形とは、そういった変化のない元の形のままの動詞であることです。
★ こちらの記事も参照 ↓
「【完全解説版】英会話でよく使う本当に必要な英文法12選(動画・英語音声付き)」
make
end は「端、終わり」といった意味。ends と複数形になっていて、2つ端があることが想像できます。meet は「合う」といった感じ。
make ends meet で2つの端を合わさせる。→ つまり、家計簿の収支の最後の列を合わせる、といったイメージを思い浮かべると覚えやすいでしょう。
<例文4>
「やりくりするために2つの仕事を掛け持ちしなきゃならない。」
I have to work two jobs to make ends meet.
<例文5>
「やりくりするのは難しい。」
I’m finding it difficult to make ends meet.
<例文6>
「やりくりするのに十分なお金を稼ぎたいよ。」
I want to make enough money to make ends meet.
<例文7>
「アルバイトでは、やりくりするのに十分ではないだろう。」
Working part-time will not be enough to make ends meet.
28.「給料をもらう」get paid

英単語 get は、動詞の過去分詞形をともなって「~される」を表すことができます。
paid は pay の過去分詞形。pay には「支払う」という意味があり、get paid を直訳すれば、支払われる → つまり「給料をもらう、お金をもらう」を言い表すことができます。
<例文>
プロボクサーのミッキー(マーク・ウォールバーグ)は母親がマネージャーで、兄のディッキー(クリスチャン・ベール)がトレーナーですが、不満を持ち始めています。
ミッキー「一年じゅう練習してお金をもらうチャンスがあったんだ。」
I had a chance to get paid to train all year round.
映画「ザ・ファイター」(2010年)のセリフより
<例文8>
「今の仕事ではいくらもらっているの?」
How much do you get paid for your present job?
<例文9>
「休日出勤には割増で給料をもらうのかい?」
Do you get paid extra for working on a holiday?
<例文10>
「探偵って給料がいいの?」
Do detectives get paid well?
<例文11>
「好きなことをして、どうやっていい給料がもらえるのかな?」
How do you get paid well to do what you love?
29.「時給~ドル」~dollars an hour

誰々の仕事は時給~ドル、と話す場面は日常生活でよく出てきますね。英語では ~dollars an hour が使えます。
an hour の an は per と同じで「~につき、毎~」という意味。hour の発音は[アウア]といった感じ。母音で始まっているので、a ではなく an が前につきます。
<例文>
娘のルーシー(ダコタ・ファニング)の親権を取り戻そうと、有能弁護士リタ(ミシェル・ファイファー)の事務所を訪れたサム(ショーン・ペン)。リタに、あなたは弁護料が払えるの?と聞かれて。
サム「ぼくの給料は時給8ドル。」
I make eight dollars an hour.
映画「アイ・アム・サム」(2001年)のセリフより
<例文12>
「時給15ドルしか稼いでないとしたら、どうやって車が買えるの?」
How can I afford a car if I only make 15 dollars an hour?
<例文13>
「たとえ時給100ドルでも、じゅうぶんにもらってないよ。」
Even if I made 100 dollars an hour I wouldn’t get paid enough.
30.「値引きしてくれるよう(人に)頼む」ask someone for a discount

ask for で「~を求める」といった意味。someone の部分に”人”が入ります。英単語 discount は、ディスカウント と日本語にもなっていますね。「値引き、割引」です。
<例文14>
「彼にメールを送って、著書を値引きしてくれるように頼むのっておかしくないかな?」
Is it appropriate to send him an email and ask him for a discount on his book?
<例文15>
「人は翻訳者には遠慮なく値引きしてくれるよう頼むのに、医者には頼まない。」
People feel so free to ask a translator for a discount, but not a doctor.
<例文16>
「友達に、彼らの商品を値引きしてくれるように頼んでもいいかな?」
Can I ask my friends for a discount on their products?
<例文17>
「私に何かを値引きしてくれるように頼むときは、基本的にこう言ってるんだよね、
”気に入ったけど、それほどよくないね。”」
When you ask me for a discount on something, you’re basically telling me,
“I like it, but it’s not all that good.”
31.「~を_%割引する」give you_percent off on~

give you の意味は「あなたに与える/贈る」。percent は「%」。off という英単語には「~から割り引いて、差し引いて」といった意味があります。
on は対象を表す前置詞で「~に対して」。後ろに割引してもらえる対象のものが続きます。この説明では分かりにくいと思うので、例文を読んで理解を深めてください。

前置詞とは?
文字どおり前に置いて、意味を加える働きをします。前置詞+名詞の形で使われます。in, on, at など。
<例文>
フリーカメラマンのホリー(ジェニファー・ロペス)が、お客さんと話しています。
ホリー「今日注文してくれたら、プリント代を20%割引できるわ。」
I can give you twenty percent off on prints if you order today.
映画「恋愛だけじゃダメかしら?」(2012年)のセリフより
<例文18>
「次回カットに来られるときは50%割引します。」
We’ll give you fifty percent off on your next haircut.
<例文19>
「受講料を50%割引します。」
We’ll give you fifty percent off on registration fees.
<例文20>
「終日リフト券を20%割引できるよ。」
I can give you 20 percent off on all-day lift ticket.
<例文21>
「すべてのご注文を5%割引します。」
We’ll give you five percent off on all orders.
<例文22>
「40ドルを超えるご注文は、すべての商品で送料無料、25%割引しています。」
We’re giving you 25 percent off on all items with free shipping on orders over $40.
※ giving は give の現在分詞。e を取って -ing をつけます。
32.「前払い」advance on

「~の前払い」は advance on ~で表現することができます。advance という英単語を知らなかった人も、これを機会に覚えましょう。「前払い、前渡し」といった意味です。
<例文23>
「給料の前払いをいただけますか?」
Can I have an advance on my salary?
<例文24>
「妻がお小遣いの前払いをくれるかもしれない。」
Maybe my wife will give me an advance on my allowance.
33.「予算」price range
動画で学習したい方はこちらからどうぞ。↓
(収録範囲)33.「予算」~39.「生活保護を受けて」
「予算」を英語で表現したかったら、price range が使えます。あまり聞き慣れない英語表現かもしれませんね。
英単語 price には「値段、価格」という意味があります。range は「幅、範囲」。price range で「予算」が言い表せます。
<例文>
16年前。ウォルターとスカイラーは家を購入する相談をしています。
スカイラー「私たちの予算では、ここが最高よ。」
For our price range, this is as good as it gets.
海外ドラマ「ブレイキング・バッド」シーズン3のセリフより
<例文25>
「どうして予算内のアパートが見つからないのかしら?」
Why can’t I find an apartment within my price range?
<例文26>
「予算内でいいカメラを探してるんだ。」
I’m trying to find a good camera in my price range.
<例文27>
「残念ながら、予算内のものが何もなかったよ。」
Unfortunately, there was nothing in my price range.
<例文28>
「多くの家は、私の予算内ではかなりの修理が必要なの。」
Most of the homes, in my price range, need a lot of repairs.
34.「(分割払いの)頭金」down payment

down といえば「下の方へ」(副詞)などという意味があります。他にも down には「頭金の」(形容詞)という意味もあるのです。payment は「支払い」。

副詞って何?
名詞以外のもの、動詞・形容詞・他の副詞について、それらの様態・程度などを言い表す語のことです。

形容詞って何?
名詞といっしょに使い、その名詞がどんな性質や状態なのかを言い表します。
<例文>
ベイラー(マット・デイモン)は新人弁護士。新しく事務所を構えましたが所持金が底をついてしまいました。お金を何に使ってしまったのか話しています。
「新しい中古車の頭金。」
Down payment on the new secondhand car.
映画「レインメーカー」(1997年)のセリフより
<例文29>
「2年で家の頭金にじゅうぶんなお金を貯めることができるかな?」
Can I save enough money for a down payment on a house in 2 years?
<例文30>
「新車の頭金を払うために何とか4000ドル貯めたよ。」
I managed to save up four thousand dollars to put a down payment on a new car.
<例文31>
「初めての家には、頭金なしのローンを組むのもいいと思う。」
I think it’s good to get a zero-down-payment loan for your first house.
★ こちらの記事も参照 ↓
「海外ドラマ「ザ・ウォッチャー」で学習|英語セリフdown payment」
35.「住宅ローンの支払い」mortgage payment

「住宅ローンの支払い」は案外、英語でどう言うか知らなかったりする表現ですよね? 英単語 mortgage の意味は「抵当で借りた金、住宅ローン」。payment は「支払い」です。
<例文>
長年工場で働くジョー(マイケル・ケイン)は、ある日不審に思って銀行を訪れます。
ジョー「私の住宅ローンの支払いが一夜にして3倍になった。」
My mortgage payment tripled overnight.
映画「ジーサンズ はじめての強盗」(2017年)のセリフより
<例文32>
「収入が減って、住宅ローンを支払う余裕がない。」
My income drops and I cannot afford the mortgage payments.
<例文33>
「私が幼いとき、両親は住宅ローンの支払いが少なくとも3ヶ月滞っていた。」
When I was little, my parents were at least 3 months behind on mortgage payments.
<例文34>
「将来の昇給を確信して、彼らは多額の住宅ローンを組んだ。」
Feeling assured of future raises, they took on heavy mortgage payments.
36.「宝くじに当たる」win the lottery

「宝くじに当たる」を英語で言ってみましょう。「宝くじ」は単語を知っているかどうかの問題ですが、「当たる」を英語で何と言うか迷いませんか?
「勝つ」の意味がある win が使えるんです。「宝くじ」は lottery。 win the lottery で「宝くじに当たる」が言い表せます。
<例文>
6人でお金を出しあって宝くじを買おう!と盛り上がっているところへ、一人冷静なロスが言います。
「宝くじに当たる確率知ってるかい?」
Do you know what your odds are of winning the lottery?
※ winning は win の現在分詞。n を重ねて -ing をつけます。
海外ドラマ「フレンズ」シーズン9のセリフより
<例文35>
「もし宝くじに当たることがあれば、店を開くよ。」
If I ever win the lottery, I’m gonna open a store.
<例文36>
「宝くじが当たったら、すぐにこの家を買うわ。」
I’d buy this house at once if I win the lottery.
<例文37>
「宝くじに当たったとしても、誰にも言わないよ。」
If I won the lottery, I wouldn’t tell anyone.
※ won は win の過去形です。
37.「(合計が~の額に)達する」come to
店のレジでお金を払うときに、よく聞く英語表現です。「(~ドルに)なります」は come to が使えます。まさにネイティブ英会話ですね~。
<例文>
ハンバーガー店で。
「ポテトは?」
「いらない。」
「3ドル47セントです。」
“Fries?”
“No.”
“Comes to three forty-seven.”
three forty-seven と言われると、英語ネイティブでない私たちは「ん?」となってしまいそうですが、3ドル47セントのこと。慣れるしかなさそうですね。
<例文38>
「35ドルになります。現金ですか、カードですか?」
That comes to 35 dollars. Cash or credit card?
<例文39>
「これらの本を買うよ。20ドル53セントになると思うが。」
I’ll take these books. I think that comes to twenty dollars fifty-three.
<例文40>
「40ドルになります。」
「うーん、高いわねー。」
“That comes to forty dollars.”
“Mmm, I think it’s too expensive.”
<例文>
駆け出し弁護士のジミーは、老婦人の遺言書を作成し終えました。
ジミー「140ドルになります。あの~、現金だと嬉しいです。」
That comes to $140. And I’m happy to take, uh, cash.
海外ドラマ「ベター・コール・ソウル」シーズン1のセリフより
38.「釣り銭のないように」in exact change

「釣り銭のないように」― キャッシュレス時代になりつつある今、だんだん使わなくなる表現でしょうね。
in は「~の中で」、exact は「ちょうどの」。change には「変化」などの意味もありますが、ここでは「小銭」です。
ちょうどの小銭で→「釣り銭のないように」が、in exact change で言い表せます。
<例文>
テリー(マーク・ウォールバーグ)は、まだアラン(ウィル・フェレル)に文句を言っています。
テリー「ほかにお前の嫌いなところは、いつも小銭までピッタリ払うことだ。」
Another thing I hate about you is you always pay in exact change.
映画「アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事」(2010年)のセリフより
<例文41>
「本屋で誰かが20枚くらいの小銭でピッタリ払っているのを見たよ。」
I saw someone paying in exact change at a bookstore with like 20 coins.
<例文42>
「うしろに人が並んでいるときに、レジでピッタリ小銭で払っているとパニックになるわ。」
I feel panicked paying in exact change at the counter when people behind me are in line.
<例文43>
「運賃は釣り銭のないように払わなければなりません。」
The fare has to be paid in exact change.
39.「生活保護を受けて」on welfare

on は「(状態を言い表して)~中で」といった意味。welfare は「福利厚生」。知らなかった人は、これを機会にこの英単語を覚えておきましょう。
<例文44>
「5ドルより多くはお金を使えないよ、生活保護を受けて生活してるからね。」
I can’t spend more than five dollars because I’m living on welfare.
<例文45>
「生活保護を受けてても養育費って払わなきゃいけないの?」
Do you have to pay child support if you are on welfare?
【使える英会話フレーズ】数字・お金関係39選:まとめ
数字・お金関係のよく使う英会話フレーズ39選を勉強してきました。まとめておきますので活用してください。
●数字関係の英会話フレーズ
1.「第2位になった競技者、準優勝者」runner-up
2.「順番/順序が間違って」in the wrong order
3.「~から~番目」the序数from the~
4.「(~から)2軒目で」two doors (from) ~
5.「~の次に2番目に」second~after
6.「~着/位になる」come in
7.「3つ数えたら、1,2の3で」on the count of three
8.「…を~単位で売る」sell…by~
9.「~の確率は…%」…percent chance of~
10.「可能性はわずかである」the odds are slim
11.「(可能性は)ほとんどない」slim to none
12.「~する可能性は低い」chances of~are low
13.「最も多くて、最大でも」tops
14.「およそ」give or take
15.「あと/残り」to go
16.「~分/相当の」~worth of
17.「(年齢が)20代の、20代で」in one’s 20s
18.「~歳以上」and up
19.「~の〇倍多い」outnumber 数字 to 数字
20.「小数点」point
21.「割る」divided by「かける」multiplied by
22.「終わって」down
23.「3分の1」a/one third
24.「3分の2」two thirds
25.「(家を数える単位として)軒」door
●お金関係の英会話フレーズ
26.「給料ぎりぎりの暮らしをする」live paycheck to paycheck
27.「やりくりする」make ends meet
28.「給料をもらう」get paid
29.「時給~ドル」~dollars an hour
30.「値引きしてくれるよう(人)に頼む」ask someone for a discount
31.「~を_%割引する」give you_percent off on~
32.「前払い」advance on
33.「予算」price range
34.「(分割払いの)頭金」down payment
35.「住宅ローンの支払い」mortgage payment
36.「宝くじに当たる」win the lottery
37.「(合計が~の額に)達する」come to
38.「釣り銭のないように」in exact change
39.「生活保護を受けて」on welfare
最終更新日 2024/09/27