(2008~2013) テレビドラマシリーズ(全5シーズン)

<この記事を書いた人>
元ECCホームティーチャー、元大学受験模擬試験英語科採点員。
2000年~19年間サイト「映画から始める英会話」運営&メルマガ発行。(現在は閉鎖)
2022年~当ブログ「元英会話講師 希のブログ」運営。
高校時代、英語の成績5段階評価の3から、独学で英検準1級・TOEIC805点を取得。映画・海外ドラマが大好き。
印象に残った場面&英語セリフunder the weather解説(ネタバレあり)
「ブレイキング・バッド」は2013年に終了したテレビドラマシリーズ。見終わった人も多いかな?と予想して、シーズン5・最終話からのセリフを勉強しましょう。
最後の最後に壮絶な復讐劇を果たしたウォルター。巧妙な手口で、リディアにもきっちりとケリをつけました。
リディアからの電話に応えた、ウォルターのセリフから。
How are you feeling?
Kind of under the weather, like you’ve got the flu.
長いセリフですので、順番に解説していきます。冒頭の英単語 How の意味は「どんな状態で」。
次の are you feeling の部分は、現在進行形の疑問文になっています。
現在進行形= be動詞+動詞の-ing形
セリフでは are が be動詞。feel という動詞に-ing がついています。「(今)~している」が言い表せます。
you の意味は「あなたは」。feel は「感じる」。
How are you feeling?
直訳すると、「あなたは(今)どのように感じていますか?」。この訳では日本語として不自然なので、「気分はどうだ?」ぐらいでOK。
2文目のセリフの説明に移ります。
Kind of under the weather, like you’ve got the flu.
最初に出てくる kind of は2つの英単語いっしょに覚えましょう。
kind of で表現を和らげる役目があって、「ちょっと、少し」などと訳せます。
<例文1>
He looks kind of bored.
彼はちょっと退屈しているようだ。
<例文2>
I was kind of mad at my sister but now I’m all right.
ちょっと妹に腹を立ててたけど、今は大丈夫。
セリフに戻って、次の英語表現 under the weather が今回の重要学習ポイントです。
under the weather 1つ1つの英単語を見ていくと、under は「~の下に」、the は「その」、weather は「天気」という意味。
under the weather を文字通り訳すと、天気の下に、となってワケが分からない日本語になってしまいます。
under the weather で実は、「気分が悪くて、身体の具合が悪くて」が言い表せます。
見た目とは想像がつかない意味になってしまっているところが、英語って面白いな~、と思えるポイントです。
元々は、船乗りたちが天気が悪い状態の下では、船上で具合が悪くなったことが語源だそうです。
<例文1>
My wife is feeling under the weather, so I need to get home early.
妻が具合が悪いので、早く帰宅しなきゃならないんです。
<例文2>
Bob has been under the weather since yesterday.
ボブは昨日から具合が悪いです。
セリフの説明に戻ります。
Kind of under the weather, like you’ve got the flu.
前半の Kind of under the weather は、「ちょっと具合が悪いだろ」という感じに訳せます。
後半の冒頭 like ですが、これは「~が好きである」という意味の動詞ではありません。この like は文の頭について、前置詞の働きをしています。「~のように」と訳せます。
次の you’ve got は、いかにも英語の口語といった表現。you’ve は you have の短縮形。have got = have と同じ意味で使われます。
you’ve got the flu = you have the flu と同じです。
英単語 have には「持っている」以外にも、いろいろな意味があります。このセリフでの have は「(病気に)かかる」。
<例文>
I have a cold.
風邪をひいてます。
★ こちらの記事も参照 ↓
英単語haveの意外な意味と使い方14選【英語音声付き】「持っている」だけではない!
「(病気などに)かかる」のhave
次の flu という英単語は、influenza が短くなった形で「インフルエンザ」のことです。話し言葉では、圧倒的に flu のほうがよく使われます。そして the flu と、the をつけて話されることが多いです。
♪ 発音を聞いてみましょう。flu → influenza の順で読まれています。
have the flu で「インフルエンザにかかる」が言い表せます。
最後に、ウォルターのセリフ全文を訳しておきます。
How are you feeling?
Kind of under the weather, like you’ve got the flu.
「気分はどうだ? ちょっと具合が悪いだろ、インフルエンザにかかっているみたいに。」
このウォルターの、リディアに対する復讐劇は、緻密に計算されていて見事!ぜひドラマを見て楽しんでください。💛 (18歳未満は視聴禁止)
海外ドラマ「ブレイキング・バッド」簡単なあらすじ、見どころ(ネタバレあり)
ドラッグを扱ったドラマであるにもかかわらず、ゴールデングローブ賞、エミー賞はじめ、各賞を総なめにした伝説のテレビドラマ。
主演をつとめたブライアン・クランストンは、それまでも渋い俳優さんであったのですが、このドラマを機に日本でも広く知られるようになりました。
シリーズ通じて、重要な脇役を演じたアーロン・ポールも、このドラマで絶賛されキャリアを確固たるものにしました。
一筋縄ではいかない弁護士役を演じたボブ・オデンカークは、その後「ブレイキング・バッド」のスピンオフ作品である「ベター・コール・ソウル」で主演をつとめました。これまた数多くの賞にノミネートされ、受賞も果たしています。
シーズン5からの登場となる、ジェシー・プレモンスもその後ブレイク。私生活ではキルスティン・ダンストとパートナーとなり、夫婦で映画共演を果たしたりしています。
(NETFLIX配信映画「パワー・オブ・ザ・ドッグ」)
「ブレイキング・バッド」のドラマの内容は、冴えない高校教師のウォルター(ブライアン・クランストン)が、余命2年の宣告を受けることが始まり。
妻のスカイラーは第2子を妊娠中。長男で脳性麻痺を患うウォルター・ジュニアの学費も必要な状態でした。
麻薬捜査官である義理の弟、ハンクの言葉にヒントを得て、ウォルターは家族にお金を遺すため、一攫千金を狙い麻薬犯罪に手を染めていきます。
化学教師であるウォルターは、純度の高い高品質のメス(違法な麻薬)を製造することに成功します。かつての教え子ジェシー・ピンクマン(アーロン・ポール)を引き込み、ドラッグの製造と販売を試みます・・・。

「ブレイキング・バッド」は、ずばり犯罪もの。悲痛な主人公の人生を描いているにもかかわらず、ユーモアがあり、絶妙の味を出している秀逸な作品です。
「ブレイキング・バッド」の見どころ
- 麻薬販売に手を染めたばかりに、ウォルターとジェシーは、本物のワルであるマフィアとたびたび対決するはめに。
特にシーズン1で、麻薬密売の元締めであるトゥコのワルぶりに、唖然とするウォルターとジェシーは見もの。なんか笑ってしまいます。 - 何度もマフィアに命を狙われるウォルター。持ち前の頭脳を駆使して、彼らの裏をかき、ついには自らが麻薬王の地位にのし上がる様も見もの。
- 元の職業は高校教師であるウォルター。当然、妻のスカイラーに麻薬に関与していることなど言えるはずもありません。
ウソの言い訳をしては、ジェシーとともにメス作りをしていましたが、スカイラーは、何かがオカシイと勘づき始めます。
ウォルターが、どこまで妻のスカイラーに隠し通せるかも見もの。 - ウォルターの義弟ハンクは、麻薬捜査官。ブルーメスが出回り始め、躍起になって捜査を始めました。
ハンクは、自分が追っているブルーメスの総元締め、ハイゼンベルクの正体が実は義理の兄ウォルターであることを知りません。このあたりもハラハラドキドキ。
海外ドラマファンなら、一度は見ておきたいドラマです。(18歳未満は視聴禁止)
[追記] スピンオフ作品「ベター・コール・ソウル」シーズン6・11話に、ウォルター&ジェシーが再登場しました!
嬉しかったですね~。ジェシー役のアーロン・ポールがすっかり落ち着いた大人の男性になっていました。声のトーンも低くなって、なんか違っていました。年月が経ったのを感じますね・・・。


