配信元:FOX→NETFLIX(2016~2021) テレビドラマシリーズ(全6シーズン)

<この記事を書いた人>
元ECCホームティーチャー、元大学受験模擬試験英語科採点員。
2000年~19年間サイト「映画から始める英会話」運営&メルマガ発行。(現在は閉鎖)
2022年~当ブログ「元英会話講師 希のブログ」運営。
高校時代、英語の成績5段階評価の3から、独学で英検準1級・TOEIC805点を取得。映画・海外ドラマが大好き。
印象に残った英語セリフto come解説
シェフのアンが、オーナーを殺害した容疑で逮捕されました。クロエ・デッカー刑事がルシファーに話している場面から。
She’ll be eating prison slop for a long time to come.
she’ll は she will の短縮形。she は「彼女は」という意味の代名詞。will は未来を表し「~でしょう」。
セリフは、will be +動詞の-ing形 で、未来に進行しているであろう動作について話しています。
<例文>
「あなたが帰るころには私は寝てるでしょう。」
I‘ll be sleeping when you get home.
セリフの説明に戻ります。
She’ll be eating prison slop for a long time to come.
eating は eat「食べる」の -ing形。will be eating で「食べているでしょう」。次の英単語 prison の意味は「刑務所」。slop は「(おかゆなどの)水っぽい食べもの」。
for a long time は4語いっしょに覚えておきましょう。よく使われる英語フレーズで「長い間」という意味。
<例文>
「彼女とは長い間会っていない。」
I haven’t seen her for a long time.
セリフの最後の英語表現、to come が今日の覚えておきたいポイント。とってもネイティブ的な英語だな、と感じます。日本語からは、なかなか発想できない表現です。
to come は、コチコチに訳せば「来る」といった感じ。これから来る未来のことを表しています。臨機応変に「これから、未来の」などと訳しましょう。
<例文1>
「誕生日おめでとう!これから長い間あなたの成長を見守れることを願います。」
Happy birthday! I hope we can watch you grow for a long time to come.
<例文2>
「未来の世代のために空気汚染を減らさなければならない。」
We have to reduce air pollution for generations to come.
<例文3>
「これから何年か先に、君たちみんなに会えるのが待ち遠しいよ!」
I can’t wait to see you all in years to come!
<例文4>
「きっと今後、これが新しいトレンドになるよ。」
I’m sure this will be a new trend in the time to come.
ではセリフの全文を訳します。
She’ll be eating prison slop for a long time to come.
「彼女(逮捕されたアン)はこれから長い間、刑務所の水っぽいご飯を食べることになるわね。」
海外ドラマ「LUCIFER/ルシファー」簡単なあらすじ、見どころ(ネタバレあり)
主人公のルシファーは堕天使。ルシファー・モーニングスターというウソのような名前の持ち主。
神である父親に逆らって、人間界での暮らしを楽しんでいます。毎夜違う女性と夜を共にし、ナイトクラブを経営し、奔放な生活を満喫中。
相手を見つめると、その人物の心の奥の欲望を引き出せる能力を持っています。


ルシファー・モーニングスターを演じるのは、トム・エリス。
一方、クロエ・デッカーは、ロサンゼルス市警の刑事。別居中の夫ダンも、同じく刑事で同僚。トリクシーという、しっかり者の娘がいます。
クロエとルシファーは事件を通じて知り合います。ルシファーはなぜかクロエには、本心を引き出して告白させる、自分の能力が通じないことを発見します。
さらにクロエだけは、ルシファーの魅力に屈しません。ルシファーはクロエに興味津々です。


クロエ・デッカー刑事を演じるのは、ローレン・ジャーマン。「シカゴ・ファイア」にレスリー役で出演していましたね~。
ルシファーは自分は堕天使で、父親は神である、と公言していましたが、誰も信用しません。当然クロエも、ルシファーの頭はネジがゆるんでる、と思っています。
クロエ以外の人間には通用する、相手の欲望を告白させる能力が功を奏して、ルシファーはロサンゼルス市警の顧問に就任します。
迷惑がるクロエに構わず、ルシファーは事件現場に現れては、捜査の邪魔をするのだか、役に立つのだか分からない行動を繰り返します。
クロエが気になってしかたないルシファーは、彼女の家にも出没し始めます。(もちろん招待されていません)
クロエの娘トリクシーは、なぜかルシファーのことが大好きになります。
その他、個性的な登場人物として、セラピストのリンダ・マーティン博士がいます。人間のような感情を抱き始めた(?)ルシファーの良き相談役。


リンダ・マーティン博士を演じるのは、レイチェル・ハリス。ドラマ「SUITS/スーツ」にシーラ役として出演していました。
ルシファーはクロエに恋しているのでしょうか?ルシファーにしてみれば、クロエがなぜ自分とセックスしたがらないのかが不思議でしかたありません。
しかも不死身だったはずのルシファーが、ケガをし始めます。クロエがそばにいると、ルシファーにとっては不可解なことばかり起こります。
クロエの元夫ダンにとって、ルシファーはウザい存在。やたらとクロエに付きまとうし、思ったことを何でも口にするし。
1話で1事件が完結するドラマですが、ルシファーとクロエ、ダンたちの人間関係は連続ものとして展開していきます。
女好きで人間の常識がまったく通用しないルシファーの、失礼なんだけれども憎めないキャラクターが魅力です。


[追記]ダンはよく、冷蔵庫に自分の名前を書いて入れていたプディングが誰かに食べられた、と文句を言っています。
シーズン2では犯人はシャーロットでした。シーズン3、第3話でメイズが何気に当たり前のようにダンと名前の書いたプディングを食べている場面が出てきました。オカシクってたまりません。こういう上質の面白さ、このドラマの大好きポイントの一つです。💛
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最終更新日 2024/10/07